✅譲渡所得税（国税）

      不動産を売却して得た利益（譲渡所得）に対して

      課税。長期・短期で税率が異なり、場合によって

      は高額になるため注意。

✅住民税（地方税）

      譲渡所得に応じて課税され、居住地での申告が必

      要。所得税と合算して計算されるため、想定外の

      負担になることも。

✅復興特別所得税

      東日本大震災復興のための特別税で、譲渡所得税

     の2.1％が上乗せされます。2037年までの特例とし

      て課税。

✅登録免許税（名義変更時）

      相続や売却時に登記名義を変更する際に課税。軽

      視すると売却手続きが滞るリスクあり。

✅印紙税（売買契約書作成時）

      売買契約書に貼付する印紙代。契約金額に応じた

      税額が決まるため、事前に準備しておくと安心。

✅売却価格の確認

      不動産売却で得られる金額を正確に把握。契約書

      に記載された金額が基準となります。

✅取得費の算定

      購入価格＋購入時の諸費用（仲介手数料・登記費

      用など）を合算。取得費不明の場合は概算で売却

      価格の5％を使用可能。

✅譲渡費用の控除

      売却にかかった仲介手数料・測量費・解体費用な

      どを差し引くことで課税対象額を圧縮。

✅譲渡所得の算出

  「売却価格 − 取得費 − 譲渡費用」で譲渡所得を計

      算。これが課税対象となる利益の基本額です。

✅税率の適用

      保有期間に応じて長期譲渡所得（5年超）か短期

      譲渡所得（5年以下）を判定し、所得税・住民

      税・復興特別所得税を計算。

✅申告期限を逃さない

    不動産売却による譲渡所得は翌年の3月15日までが

    申告期限。遅れると延滞税･加算税のリスクあり。

✅必要書類の完全準備

      売買契約書、登記簿謄本、取得費の領収書などを

      整理。書類不備は申告トラブルの原因に。

✅譲渡所得の正確な計算

      取得費･譲渡費用･特例控除を正確に反映。間違え

      ると余計な税金を支払うことに。

✅特例適用の確認

      住宅ローン控除や居住用小規模宅地等の特例な

      ど、該当すれば大幅な税負担軽減が可能。

✅税務署との事前相談

      複雑なケースは早めに相談。税務署での確認や専

      門家への相談が、後のトラブル回避につながる。